●(できごと):ついにノバルティスが刑事告発された。
■(気づいたこと):データの捏造が告発理由ではなく「誇大広告」が刑事告発の理由らしい。
◆(教訓):これだけ世間を騒がせた「データねつ造」だけど、「データねつ造」そのものを告発理由にすることは法律上難しいらしい。
★(宣言):そこで、落としどころとして「誇大広告」。あれだけの事件なので、何かしら「罰則」が課せられるべきだとは思うけれど、もし、データねつ造の結果が広告に使われなかったら、「何の罪にも問われない」のかな?
しかし、刑事告発される前に、既に、社会的制裁は受けていることだろう。「うちは、ノバルティスの治験は一切、受けないから」という施設もあるらしい。
「データねつ造」そのものに対する罰則ができるといい。サイトサポートは社員のデータねつ造を認めた。
この件では小林製薬(治験依頼者)がサイトサポートを訴えて、賠償金を取るということになるのだろう。(承認申請を自主的に取り下げたのだから。)
「データねつ造」は治験業界全体に対する市民の目が厳しくなる、というのが一番の罰則なのかもしれない。
それが歯止めとなって、今後、「データ捏造」が無くなれば、それに越したことはないからね。
「私はデータねつ造に加担しません。」